OTCノイズを打ち破る

April 06, 2022 by Staff writer (8 分で読めます)

カテゴリー | 低分子


言うまでもないことですが、各消費者はお気に入りの実店舗やオンラインストアで多種多様なOTC医薬品を選ぶことができます。錠剤・カプセルからシロップまで、ありとあらゆるOTC医薬品が販売されており、その選択肢はかつてないほど広がっています。OTC医薬品という競争の激しい市場において、「OTC医薬品ノイズ」を打破する、すなわち、売り場で存在感を示し、ブランドを維持するには、実店舗・バーチャル店舗におけるブランド認知を高めることが重要です。

 

小売店レベルでのブランド差別化戦略として最も有効な剤形がソフトカプセルです。消費者に好まれるソフトカプセルの市場は、 2023年までに全世界で約32億ドルに達すると予想されています。このような市場動向から、OTC医薬品メーカーはさまざまなソフトカプセル製品の導入に力を入れています。ソフトカプセルは、幅広い年代・性別の消費者に使用できること、選択肢が広く、小売店のさまざまな売り場で販売できること、消費者全般に好まれる剤形であること、意外にもスケーラビリティやコスト効率が高いことから、企業側にも消費者側にもメリットがある剤形です。

実店舗・バーチャル店舗で存在感を示すには、消費者の好みにあった製品を提供することが基本です。これは、ブランドの評判を左右する戦略であり、競合品との差別化の鍵となります。消費者が何を望んでいるのか、消費者の声に耳を傾けることは非常に重要です。スプーンで食べさせて飲もらっていた時代はとっくに過ぎた消費者が本当に苦い味の咳止めシロップを望んでいるでしょうか?OTC医薬品の服用が苦痛である必要はありません。ソフトカプセルはニッチな消費者層だけに選ばれる剤形ではないことが明らかになりつつあります。ソフトカプセルが消費者に好まれるようになったのは栄養補助食品分野が最初でした。ソフトカプセルは、サプリメントの剤形として最も人気があります。栄養補助食品、医薬品の両市場でソフトカプセルがますます消費者に好まれるようになっていることから、ソフトカプセル市場は「2020年から2027年にかけて年平均成長率(CAGR)4.7%で成長する」と推定されています。

高齢者

ソフトカプセルを最も必要としている消費者層は高齢者です。人は年齢とともに、大きくて硬い薬を飲み込むことが難しくなります。のどの筋肉が弱まって、硬い食べ物・固形食を摂取することが難しくなる嚥下障害がみられる高齢者は少なくありません。

高齢者集団全体でみると、 2030年までに米国住民の5人に1人が65歳以上になると予想されています。言い換えると、2030年まで米国人口が現在の人口(3億3100万人)とほぼ同じであるとすると、高齢者が米国人口の20%を占めることになります。すなわち、6600万人以上が嚥下障害を起こす可能性があるのです。

風邪をひいただけで、飲み込みにくい薬を服用するというつらい思いを高齢者にさせてはなりません。高齢者には利便性、有効性ともに優れた選択肢が必要であり、ソフトカプセルがその選択肢となります。ソフトカプセルは、外殻の柔軟性と形状により飲み込みやすいことから、高齢者に理想的なOTC医薬品の剤形です。

子どもを持つ親

子どもを持つ人なら誰でも知っているように、子どもに薬を飲ませるのはとても大変です。OTC医薬品市場は、子どもが大嫌いな苦い味のシロップが主流です。また、子どもに錠剤を飲ませるのはほぼ不可能です。

そこで、業界のリーディング・カンパニーは、チュアブルタイプのソフトカプセルを導入しつつあります。チュアブルタイプのソフトカプセルは、さまざまな形状と服用しやすい風味で製造することが可能であるため、子どもだけでなく、薬を飲み込むことが難しいあらゆる人にとって理想的な剤形です。また、水なしで服用することができること、不快な匂いを排除できることも利点です。

DIY世代とOTC医薬品

Do It Yourself(DIY)世代とも呼ばれるミレニアル世代は、問題が起きたときにはプロに相談するのではなく、常に自分自身で解決しようとします。事実、 ミレニアル世代の45%は、 病院に行くよりもOTC医薬品を使うことを好んでいます。したがって、ミレニアル世代の消費者は、体調が悪くなったときには最良のOTC医薬品を探す可能性が高いのです。ミレニアル世代は、信頼を非常に重視しますが、革新的なソフトカプセル製品のメリットに納得がいくと、そのブランドを購入し続けることが多いでしょう。 最近の研究では、 最もブランド・ロイヤルティが高いのはミレニアル世代であることが示唆されています。例えば米国では、 ミレニアル世代は人口に占める割合が最も高い年齢層であり、最大の消費者層となっています。ミレニアル世代は文字通り人口の将来の姿であり、そのブランドに対する考え方の多くは、その後のZ世代にも共通しています。

では、ミレニアル世代からブランド・ロイヤルティを獲得するにはどうすればよいでしょうか?最近の研究によると、このブランド・ロイヤル世代の信頼を得るための要因には大きく6つあります。

1.伝統

ミレニアル世代にとって伝統あるブランドは大きな価値を持っており、新規参入者はなかなか信頼を得られません。新規参入の場合は、ミレニアル世代と関係を構築することが不可欠です。どのようなブランドであるのか、また、共有している同じ価値観について、根拠に基づく強いメッセージを発信しましょう。

2.健康効果

ミレニアル世代とZ世代はどちらも、想像以上に賢明で、十分な教育を受けています。そして両者ともに健康効果を重視します。「健康に良い」と言うだけでは十分ではありません。製品がなぜ健康に良い効果を示すのかについてその根拠となる強いエビデンスを示す必要があります。

3.有効性の表示内容

健康効果と同様に、表示内容の根拠を示さねばなりません。ソフトカプセル技術により、速やかな症状改善が得られる旨を表示するのであれば、その根拠を示すことが大切です。ミレニアル世代は、マーケティング資料以外の情報も調査し、有効性の表示内容が正確かつ真実であることを確認します。

4.透明度

ミレニアル世代には決してうそをついてはなりません。ミレニアル世代は、製品が棚に並ぶよりも早く虚偽情報を見抜きます。正直であること、情報を隠蔽しないことが極めて重要です。誤った情報を表示すると、ミレニアル世代の信頼は得られません。

5.見た目

製品の有効性を証明した後は、包装と製品の見た目の美しさに気を配りましょう。標準的なOTC医薬品に比べ、ソフトカプセルのOTC医薬品はそのものがきれいな外観ですが、包装も品質とプロ意識を伝えるものでなければなりません。

6.ソーシャルサポート

コミュニケーションができないブランドは、ミレニアル世代の信頼を得られません。ソーシャルメディアを活用してコミュニケーションを図る「ソーシャルサポート」は、ミレニアル世代におけるブランドの信頼を構築する鍵です。必ず、製品についてのミレニアル世代の質問や心配な点に回答できる体制を整備しましょう。

 

ミレニアル世代の消費者層の心をつかむのは難しいようにみえるかもしれませんが、努力する価値は十分にあります。ミレニアル世代の消費者は、あるブランドをいったん信用すると、多分そのブランドを一生使い続けるでしょう。

When it comes down it, OTC softgels are just more appealing to consumers—and it’s not by accident. Afterall, who likes bitter syrups and large rigid tablets? OTC softgels are more popular because:

  • They’re easier to swallow—or chew
    It comes down to ease of use. Having to take an OTC medicine is already a less than desirable task and softgels’ easy-to-swallow—or chew—characteristics aren’t just appealing to geriatric and pediatric consumers. Any consumer would prefer an OTC medicine that wasn’t a dreadful experience and softgels are truly more enjoyable.

  • They provide faster onset of relief
    The liquid properties of an OTC softgel are absorbed in the body quicker than standard OTC drugs. This means the consumer will get relief much quicker—adding to softgels’ convenience and consumer preference.

  • They have better sizes and can be made to taste good
    Take yourself back to a time where you’ve had to shallow a large pill that didn’t taste good—it probably wasn’t a great experience. Softgels can eliminate this type of unpleasantry in two ways. The first is the fact that softgels are made with a flexible outer shell—making them easier to swallow. The other way is making softgels into chewable forms that taste good. Either option makes consumption a less daunting task for the consumer.

  • They have more aesthetically pleasing colors and appearance
    Not only do softgels’ size and shape help make consumption easier, but their bright colors are generally more appealing to consumers, as well.

As we’ve previously stated, the key to getting your brand more recognition at the store-level is getting more of your branding, in more OTC categories. From the cough/cold category, to the pain relief, allergy, and anti-diarrheal categories—softgels can be manufactured into a myriad of different OTC drug offerings.

But it doesn’t stop at getting more of your product in more categories, either. It’s about communicating to consumers that your brand is capable and can be a customer’s one-stop-shop for all their OTC needs. This heightens your value to the consumer. You’re adapting to their preferences and providing them with a sense of reliability because you’re able to address any ailments that call for an OTC medicine.

A major roadblock to your softgel plans may be getting buy-in from internal decision-makers and stakeholders. One of the reasons why adding softgels to a company’s drug portfolio is typically nixed, is the misconception that they are more expensive to manufacture. The reality, however, sings a different tune. The cost of goods required to manufacture softgels is the same and in some cases, lower than the cost of manufacturing more traditional oral solid dose OTC medicines. Furthermore, softgels are a smaller investment when it comes to equipment as well. With softgels, as the commercial batch is made on the same equipment as the development batches, there’s no need to scale the equipment—no matter the batch size. Without communicating this understanding, obtaining buy-in from your internal decision-makers and stakeholders is likely going to be difficult. Be sure to provide examples like these and better your chances of getting your softgel strategy off the ground, and up and running.

ソフトカプセル:売り場で存在感を示すための秘訣

言うまでもなく、OTC市場の競争は極めて激しく、製品の差別化と製品ポートフォリオの多様化がこれまで以上に重要となっています。存在感を示すには、ソフトカプセルのように消費者の好みに合った革新的な剤形を導入しなければなりません。作用の発現が速いこと、服用しやすいこと、さまざまなサイズで製造できること、風味が良いこと、利便性が高いこと、ブランドに合わせた外観のカスタマイズが可能であること、消費者にとって手頃な値段で製造できることから、消費者の間でソフトカプセルの人気はますます高まっています。このような中、ソフトカプセルを実用的な革新的技術の1つとして導入しなければブランドにとって大きな損失となるでしょう。

医薬品ポートフォリオにソフトカプセルを加えることにより、確実に実店舗、バーチャル店舗の双方においてブランド認知を高め、市場シェアを拡大することができ、最終的にブランドの持続可能性の向上につながるでしょう。時間は待ってくれません。今こそ小売店の売り場に自社ブランドのソフトカプセルを並べるときです。なぜなら、あなたが今しなければ、競合他社がするにちがいないからです。

 
サーモフィッシャーサイエンティフィックは、お客様中心のサービスを提供するソフトカプセルイノベーターです。 ソフトカプセル技術について、また、ブランドの可能性を最大限に引き出すサポートについて解説いたします。